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事業を強化させる:どのようにしてNordic Word 社はMemsourceを使って継続的な成長を遂げたのか

Nordic Word 社とMemsource:ローカライゼーションの自動化、拡張性、コラボレーション

2010年初めに設立したNordic Word 社 は、言語サービスプロバイダとしては小規模ながら、年間200万語を超える翻訳サービスを提供しています。同社は社名の通り、デンマーク語、フィンランド語、スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語など北欧語への翻訳サービスだけでなく、これらの言語を英語に翻訳するサービスを提供しています。同社は1人の創業者から始まり、現在14人のリンギストが在籍し、設立以来継続的に成長を遂げています。2015年半ば、同社のオーナー兼創設者であるRichard Green氏は、ワークフローを円滑にする方法を探し始め、Memsourceの30日間無料トライアルに乗り出しました。それ以降、同社は常に成長し続けています。

Nordic Word社はフリーランス翻訳者とエディターによる小規模なチームで構成しています。チームで多くの領域をカバーしますが、特にビジネスをはじめ、貿易、財務、マーケティング分野には定評があります。同社にとっての最大の試練は、北欧市場がもつ季節性に対応することです。繁忙期である3月から4月にNordic Word社が翻訳する量は、北欧の企業が「サマーアワー(sommartider)」と言われる伝統的な夏期休暇に入る6月末から8月中旬の3倍近くになります。「幸いなことに、Memsourceは繁忙期のプロジェクト管理の負担を大きく軽減している」とGreen氏は語る。

Memsource導入前:面倒な手動プロセス

Nordic Word社はMemsourceを導入する以前、サーバーベースの翻訳支援ツールを使っていました。しかし、メールをやり取りすることや、プロジェクトを管理するプロセスに多くの段階があることに辟易していて、ビジネスモデルとしても持続不可能と考えていました。

「振り返れば、ファイルを準備ならびに分析すること、手動で送信すること、翻訳完了まで待つこと、プルーフリーダーに送ること、それを翻訳者に返すこと、納品準備することは、骨の折れるプロセスでした」

Green氏が代替策を検討し始めて最も重要視した基準は、プロジェクト管理が自動化できることでした。Memsourceはクラウドベースのプラットフォームなので、Nordic Word社のプロジェクト管理プロセスをシンプルでスムーズな、自動化されたワークフローに変化させることができました。

「正直なところ、無料トライアルがあったからMemsourceの導入を検討したわけではありません。ほかに多くのメリットがプラットフォームにあるとわかり、すぐに問題の解決ツールになると確信したからです」

解決策:自動化、コラボレーション、拡張性のあるプラットフォーム

自動化

Nordic Word社はMemsourceで自動化したワークフローを運用することで、プロジェクト管理と一般管理費用を最小限に抑えることができています。これによって間接費を低く維持し、クライアントと翻訳者の両者に妥当な価格を提示できます。

「当社のプルーフリーダーは、翻訳者が翻訳作業を完了すると、自動的に通知を受け取ります。すぐに仕事に取りかかることができるし、プロジェクトマネージャはファイルの準備やメール文書の作成に時間を取られる必要がありません。これは大変な時間短縮となりました」

Nordic Word社は、クライアントが同社ウェブサイトを通じてジョブを直接予約できるオートメーションウィジェットも利用しています。「新規クライアントが、当社のウェブサイトで弊社を知って初めて仕事を依頼するときは、よく予約フォームを活用します」 しかし、最終的にクライアントはGreen氏に直接コンタクトしてくるという。「当社のクライアントは、パーソナルなコミュニケーションの方を好むと考えています」

スムーズなコラボレーション

Nordic Word社はMemsourceを使って、翻訳支援ツールに一度も投資したことのない翻訳者など、より幅広い翻訳者の母集団にアクセスできるようになりました。「翻訳者の能力を最大限活かすためにMemsourceライセンスを提供していますが、以前は難しいことでした」とGreen氏は述べた。翻訳者に翻訳支援ツールを無料で提供できたことで、同社は能力を強化して、成長できました。さらに特定の翻訳支援ツールを愛用していた翻訳者にまで、Memsourceを試してもらうことができました。「最初は懐疑的だった翻訳者も、このプラットフォームのメリットと『手軽さ』をすぐに実感してくれました」とGreen氏は語る。

「Memsourceが提供している使い方ガイドは大変便利です。無料のオンラインガイドで、翻訳支援ツールに初めて触れる翻訳者にとっても、わかりやすくできています。数ヶ月後には、当社側のトレーニングがいらなくなるほどです」

拡張性

Green氏がMemsourceプラットフォームの拡張性を活用したのは、同氏の父親が危篤と知らされた去年のことでした。「去年の10月のことでした。父の命がもう長くないことがわかり、Nordic Word社のプロジェクトマネージャとして、選択を迫られました。事業を一時的にストップし、父との時間を優先するのか、あるいは事業を継続するためにMemsourceの拡張性を活用する道を探すのか」とGreen氏は語る。

Nordic Word 社の結束の強いチームメンバーのおかげで、解決方法が見つかりました。「JulieとMichelleというふたりの素晴らしい翻訳者が、フリーランスとして、しばらくの間プロジェクトマネージャを担うと言ってくれたのです。Memsourceの拡張性を利用して、JulieとMichelleが共同で使うプロジェクト管理者ライセンスをすぐに追加購入することができました」とGreen氏は説明する。

Green氏はNordic Word社のチーム力ならびに習得しやすいMemsourceのプロジェクト管理機能と拡張性のおかげで、同社をひと月の間離れて父親といることができ、会社の状況を心配しなくてもよくなりました。

「とても困難な状況でも事業を続けられたことが、私にとってどれほど大切なことだったか、言葉では言い表せません。Memsourceなくしては不可能なことでした」とGreen氏は強調した。

拡大する事業

Memsourceの自動化機能とコラボレーションの機会を活用したことで、Nordic Word社は、翻訳品質とクライアントの満足度に注意を払いつつ、高い事業成長率を維持しています。

「おそらく、最大のメリットは業績の拡大です。Memsourceを使わなかった場合、これだけの高い成長率(私が1ヶ月間不在でありながら、2018年の成長率は前年比31%でした)を維持できたかはわかりません」

さらに、2019年2月にNordic Word社はデンマークの小さな翻訳会社Oversætterne ApS.を買収しました。「買収は事業の大きな飛躍でした。しかしMemsourceのおかげで新たなクライアントやベンダーとも上手くやっていけています」

頼りになるサポート

Green氏は、Memsourceというツールだけでなく、技術面ならびにその他一般の問い合わせに対するサポート体制にも満足していると述べています。「彼らの対応はフレンドリーで、ビジネス規模の大小にかかわらず、すべての翻訳ビジネスに精通しています」

デジタル化を取り入れる

テクノロジーが従来の翻訳プロセスにどのような影響を与えるかについては、今なお議論が続いています。テクノロジーを脅威とする人々がいる一方で、Green氏のように機械翻訳、自動化、デジタル化などの技術の発展をひとつのチャンスとして捉える人もいます。

「もしかしたら私自身Memsourceの導入前は、テクノロジーをひたすら避けており、脅威の対象だと思っていたのかもしれません。Memsourceのおかげで、テクノロジーを取り込んだプラットフォームを手に入れました。そして、翻訳産業だけでなく、多くの産業セクターにとっても避けては通れないようなことと付き合い、発展しつつ、どのようにして当社の事業モデルに持続可能なかたちで統合できるかについて考えることができるようになりました」