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Memsourceに初めてAIを活用した機能が登場

MemsourceにAIを活用した機能が初めて搭載されました。昨年発足したMemsource AI Teamが最初に取り組んだのは翻訳不要箇所(Non-tranlatables、略称はNT)の検出です。

翻訳不要箇所とは、シンボル、数字、数式、プログラムコード、メールアドレス、通貨など翻訳する必要がないセグメントのことを指し、ドキュメント内のこれらの箇所をAIの力を借りてNT(100%)、NTの可能性(99%)の2種類に自動的に判別するのが今回の新機能の役割です。2月末よりすべての有料エディションで200以上の言語ペアを対象にご利用いただけるようになりました。

Memsource Cloudで利用頻度の高い言語ペア100組についての調査を行ったところ、全体の文字数の4%、セグメントの14%が翻訳不要箇所であることが判明しました。

AIを利用してこれらの箇所を特定し、前翻訳の段階で確定、ロックすることで、翻訳者、翻訳会社の負担が減り、翻訳コストの削減にも効果的でしょう。

機能の詳細

・翻訳不要箇所はMemsourceの判定により、ポストエディットの必要がない「NT 100%」と、NTの可能性が高いが確認を必要とする「NT 99%」の2種類にわけられ検出されます。

・NTの検出は翻訳量の削減に役立ちますが、ジョブに設定されたTMの方が常にこの機能より優先されます。

・本機能は、翻訳プロジェクト設定の「解析」と「一括翻訳」の2つのセクションで有効/無効を選べます。また、価格テンプレートで課金率を設定することや、ポストエディット解析で結果を確認することも可能です。

解析 - 翻訳不要箇所の検出を有効にして解析を行うと、Non-translatablesの数が表示されます。100%および99%のセクションを展開すると、翻訳メモリとNT機能のどちらによる判定かがわかります。

一括翻訳 - 一括翻訳の設定の設定では、翻訳不要箇所の特定、NTセグメントの確定、NTセグメントのロックをそれぞれ有効にできます。

翻訳エディタ - Memsource Webエディタデスクトップエディタの両方で、翻訳不要箇所は下線付きの100%および99%という数字で、CATパネルに示されます。

課金率ルール - 課金率の設定では、NTセグメントの編集や確定などの翻訳者が行う作業に応じてレートを設定することができます。デフォルトではTM一致と同じレートが適用されます。

ポストエディット解析 - 解析機能と同様に、ポストエディット解析にもNT欄が増設されているので、本機能により処理されたセグメント、ワード数(文字数)が確認できます。

AIチームの発足

The Memsource AI team, led by Dalibor Frívaldský (top, right)

MemsourceのAIチームは2017年前半に結成しました。2011年からMemsourceの開発を支えてきたR&D マネージャーのDalibor Frívaldskýが率いる同チームには、機械学習や自然言語処理において学術界や業界で功績を積んだ経験豊富なソフトウェアエンジニアが集まっています。

「去年一年間で、Memsourceのメンバーはそれまでの2倍の70名以上となり、いくつかの新しいチームが始動しました」とCEOのDavd Čaněkは語ります。

「AIチームの発足から短期間でとても革新的な機能が実装されたのは喜ばしいことです。彼らのマイルストーン上には今後さらなる時間とコストの削減につながる機能の追加が予定されているので、そちらも今から楽しみです」

今後の新機能にもぜひご期待ください。

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本記事についてご不明な点はjapan@memsource.comまでお問い合わせください。

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